2023-01-01から1年間の記事一覧

秋の奈良へ

11月の初週末には、相撲のインカレがある。東大相撲部にとっては一年納めの大会で、奇数年は大阪堺、偶数年は両国国技館で行われる。筆者の引退は2022年で国技館だったため、今年は堺である。 折角なので、前日に奈良に寄ることにした。早起きが苦手なので、…

四国九州⑧

福岡2日目。前日は行けなかった場所に向かう。 まずは、大宰府政庁の跡である。大宰府は、中国・朝鮮と接する外交上の要衝である九州を統括するためにおかれた機関で、「遠の朝廷」とも呼ばれた。その名に違わず、都と同様の条坊制が敷かれている。 ただし、…

四国九州⑦

ついに旅も7日目に入った。 7日目最初に向かったのは、福岡市立博物館。ここの目当ては、「漢委奴国王」の金印だ。西新駅で降り、館に向かう。 金印は最初の部屋にあった。金印のためだけの部屋である。そこそこ広い、黒い壁の部屋の真ん中に、10円玉などの…

四国九州⑥

快活を出て、コメダでモーニングを食べた。大分県で社会人をしている日本史同期に、8:40頃に車で迎えに来てもらう。 まず向かったのは臼杵の石仏。削りやすい材質の石でできた崖を削って作った、「磨崖仏」である。 平安〜鎌倉頃の作というが、制作の意図等…

四国九州⑤

今日は特に観光地ミッションはない。大分に着けばそれでよい。 二の丸庭園が気になったので、再び松山城に向かった。 ロープウェイで登り、再び城を見学した後、徒歩で城を降りる。 二の丸には平らな土地が多く確保できるため、大きな屋敷がある。 さすがに…

四国九州④

高松 4日目。高松市から始まる。 7:50ころに快活を出て、近隣のうどん店に向かった。 コンビニのような味気ない見た目だが、入った瞬間生地をこねている光景が目に飛び込み期待値が上がる。 冷かけを注文した。表面がなめらか、生地がもちもちで、食べ進めて…

四国九州③

四国九州3日目、学会2日目である。 2日目の会場は、徳島駅から車で30分ほどかかるホールだった。そもそもなぜ徳島で木簡学会が催されるかというと、観音寺遺跡という、国府(今でいう県庁)跡と思われる遺跡で、木簡をはじめとする遺物がたくさん見つかったか…

四国九州②

学会は12:30から受付なので、午前は自由時間だ。 ところで、あまりに飛行機が速すぎたせいで徳島に来ている実感が全くない。せいぜい静岡に来ているくらいの感覚になっている。いつ実感が湧くのだろうか… まず訪れたのは「阿波おどり会館」。部外者立ち入り…

四国九州①

この半年ほど、一部友人から「ブログ書け」圧があったがブログのネタになるようなことはなかなか難しい。 基本的に、「書けるような」「新しい体験」をした時に書くようにしているためである。 M1なら日々新しい体験に満ち溢れているが、それがブログとして…

3/17 上野

少し前の話だが、上野に行ってきた。大安寺展と東福寺展を見るためである。大安寺は本館にある特集展示で追加料金は不要、東福寺は平成館の特別展でキャンパスメンバーズは1100円が必要である。 東福寺展は会期が十分あるのでもっと遅く行ってもいいのだが、…

3/11 古代を訪ねる旅④ 大神神社からの帰宅

続きです。 今日は大神神社に寄ってから帰るつもりなので、まずJR畝傍(うねび)駅に行った。畝傍は畝傍山の畝傍で、畝傍山、香具山、耳成山は大和三山と呼ばれる。その三山に囲まれるように建てられたのが藤原宮である。 この畝傍駅、神武天皇を祀る橿原神宮…

3/10 古代を訪ねる旅③薬師寺、唐招提寺、東大寺、平城宮

続きです。 5時間睡眠の状態で23kmも歩いたので、さすがに体調が最悪になってしまった。そろそろ無理をしてはいけない歳であることを自覚しなくてはならない。 当初は飛鳥に行く予定だったが、今の状態で遺跡を見ても不勉強を晒すだけなのでおとなしく寺めぐ…

3/9 古代を訪ねる旅②伊勢神宮、室生寺、長谷寺

続きです。 ①伊勢神宮 快活で起床し、禊(つまりシャワー)を済ませるとすぐさま快活を出た。6時15分。代金は1440円だった。激安。あまり寝心地がよくないため早起きできるのも良い。 まず向かったのは外宮である。外宮は豊受大神宮とも呼ばれ、内宮におわしま…

3/8 古代を訪ねる旅①伊勢移動日

3/7にキャンパスに出向き、大学院入学書類(といっても入学金振り込みの控え)を提出してきた。早く帰省を終わらせたのはこの書類の提出のためである。 ところで、3/8から3/11までは完全なるオフであり、18きっぷもあと4回分残っている。3月中旬・下旬は長い休…

3/6 長野〜上田〜軽井沢〜横川

同窓会楽しかった。 帰省。行きは3/3と3/4の2日をかけて中央線沿いを観光した。帰りは新幹線を使っても良いのだが、折角なので東信を見て帰ることにした。帰省に一切新幹線を使用しないのは初の試みである。 ※この2つの記事、たぶんそれぞれ30人くらいに見ら…

3/4 松本電鉄、姨捨

昨日の記事はこちら。 信州健康ランドで英気を養い、2日目の旅に出た。 今日の目的は3つ。松本電鉄、松本市街、姨捨駅である。 ①松本電鉄 松本電鉄上高地線はアルピコ交通が運営する私鉄である。アルピコといえば、長電バスと並ぶ修学旅行の定番、アルピコバ…

3/3 中央線 東京〜村井

3/4に同窓会がある。中学の水泳部の同窓会で、13人中10人が出席予定だ。中学の同窓会としては破格の出席率で喜ばしい。 もちろん長野で開催されるため、帰省しなくてはならないのだが新幹線はやはり高い。3月といえばなんの月か。そう、青春18きっぷの月であ…

有楽町線に乗ってみる

動機 1/21に院試が終わり、卒論・院試という、ここ半年間最優先にしていた重要課題が全て終了した。 全てを終えて、何をやりたいのかと考えてみると、それは「新しい景色に触れること」だった。ここ2ヶ月ほど、家ー大学間の景色か、見慣れた帰省の景色しか見…

北陸新幹線長野ー大宮

先日、このような記事 を書いた。新幹線を利用せずに帰省しようという試みである。往路は、大宮で乗ると座れない可能性があったため在来線を利用したが、復路は長野駅が「あさま」の始発であるためそのような心配はない。復路は新幹線を利用することにした。…

高尾ー長野直通列車

設立の趣旨 学科同期や部活同期がブログをやっているのを見て楽しそうだな〜、と思いつつ、なんとなくめんどくさいので構想のままにしていた。事実、昔個人でnoteをやっていたが数本の記事を更新したきりで放置している。それでもブログにリベンジしたくなっ…