2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

四国九州⑧

福岡2日目。前日は行けなかった場所に向かう。 まずは、大宰府政庁の跡である。大宰府は、中国・朝鮮と接する外交上の要衝である九州を統括するためにおかれた機関で、「遠の朝廷」とも呼ばれた。その名に違わず、都と同様の条坊制が敷かれている。 ただし、…

四国九州⑦

ついに旅も7日目に入った。 7日目最初に向かったのは、福岡市立博物館。ここの目当ては、「漢委奴国王」の金印だ。西新駅で降り、館に向かう。 金印は最初の部屋にあった。金印のためだけの部屋である。そこそこ広い、黒い壁の部屋の真ん中に、10円玉などの…

四国九州⑥

快活を出て、コメダでモーニングを食べた。大分県で社会人をしている日本史同期に、8:40頃に車で迎えに来てもらう。 まず向かったのは臼杵の石仏。削りやすい材質の石でできた崖を削って作った、「磨崖仏」である。 平安〜鎌倉頃の作というが、制作の意図等…

四国九州⑤

今日は特に観光地ミッションはない。大分に着けばそれでよい。 二の丸庭園が気になったので、再び松山城に向かった。 ロープウェイで登り、再び城を見学した後、徒歩で城を降りる。 二の丸には平らな土地が多く確保できるため、大きな屋敷がある。 さすがに…

四国九州④

高松 4日目。高松市から始まる。 7:50ころに快活を出て、近隣のうどん店に向かった。 コンビニのような味気ない見た目だが、入った瞬間生地をこねている光景が目に飛び込み期待値が上がる。 冷かけを注文した。表面がなめらか、生地がもちもちで、食べ進めて…

四国九州③

四国九州3日目、学会2日目である。 2日目の会場は、徳島駅から車で30分ほどかかるホールだった。そもそもなぜ徳島で木簡学会が催されるかというと、観音寺遺跡という、国府(今でいう県庁)跡と思われる遺跡で、木簡をはじめとする遺物がたくさん見つかったか…

四国九州②

学会は12:30から受付なので、午前は自由時間だ。 ところで、あまりに飛行機が速すぎたせいで徳島に来ている実感が全くない。せいぜい静岡に来ているくらいの感覚になっている。いつ実感が湧くのだろうか… まず訪れたのは「阿波おどり会館」。部外者立ち入り…