四国九州②

学会は12:30から受付なので、午前は自由時間だ。

ところで、あまりに飛行機が速すぎたせいで徳島に来ている実感が全くない。せいぜい静岡に来ているくらいの感覚になっている。いつ実感が湧くのだろうか…

まず訪れたのは「阿波おどり会館」。部外者立ち入り禁止の事務施設かと思ったがそうではなく、資料館や土産物屋、ロープウェイの発着所も備える立派な観光施設だった。

そしてなんと、毎日阿波踊り公演をやっているらしい。11:00の回を見てきた。

人数は10人強だったが、雰囲気を味わうには十分である。そして、ステージとの間に段差がなさそうなのがお分かりだろうか。

なんと、途中で「阿波踊り体験コーナー」があった。最前列で座っていた筆者は、お兄さんに笑顔で手招きされるとさすがに立たざるをえず、輪の中で踊ってしまった。踊らなかった観客の中には、これから学会に行きそうな人がちらほらいたが杞憂だと思いたい。

振り付けは案外単純だった。だからこそ老若男女に受け入れられて長く続いてきたのだろうと思う。

続いて資料館に向かう(撮影禁止なので写真なし)。阿波踊りは400年ほど前から踊られてきたらしい。明治時代には悪疫の影響で一時停止したこともあったという。コロナの話も、そのうち資料館に載るのであろう。

昭和にはチャルメラやバイオリンも使われたという話も面白かった。

そしてなんと「阿波踊りVR」があり、阿波踊り「本番」の様子をリアルに感じることができた。なお、阿波踊りが筆者の初VR体験となった。

前日に100均で名刺入れ代わりのポーチを買ったがそれでは心許なかったので、藍染めの名刺入れを買った。すだちの味をあまり知らなかったのですだちジュースも買った。

阿波おどり会館の近くには寺町がある。下地図の右上にある緑が徳島城、左下の赤で囲んであるところが寺町である。これはいわゆる「寺社地」にあたるのだろう。

学会へ

学会の初日は現地見学ツアーである。まずは昨日も行ってしまった徳島県立博物館に向かう。

名札が配られたので、大先生ばかりで戦々恐々である。

今度こそさようなら!

次に向かったのは徳島県立考古資料館。体験学習が多く、展示にも見せる工夫があって面白かった。

あっ…(総勢90名)

そのあとは、2時間ほどとにかく歩く。

国府町という地名からわかるように、この周辺は国府であって、木簡がいくつも出土している。

形として整備されているのは国分尼寺の跡。

徳島駅に戻るバスで書いているので、疲れて筆が進んでいないのはお許しいただきたい。

このあとは楽しい楽しい宴会である。

今日はフィールドワークが多かった。屋内で研究発表を聞く、「学会」っぽいのは明日のこと。

明日の学会が終わったら、その日のうちに徳島を発って高松に向かう。